パーマとダメージの関係性について

パーマとダメージの関係性について

パーマとダメージの関係性について

 

なぜ、思い通りのウェーブが表現できないのか?

 

ヘアカラーなどを繰り返してダメージを受けた髪は、根元、中間、毛先で、髪の状態やダメージ度が異なります。

 

 

【根元】

キューティクルが健康な状態で親油性(油になじみやすい性質)であるため水になじみにくい。

 

【中間部分~毛先】

毛先に近づくほどキューティクルが剥がれて、親水性(水になじみやすい性質)に変化している。

 

【毛先】

キューティクルがほとんどなくなりコルテックスがむき出しになり、間充物質が流れ出やすい。特に毛先は枝毛・切れ毛になりやすい状態。

 

パーマによる髪のダメージ要因とその対策

 

パーマによるダメージにはいくつか要因がありますが、その中で2剤処理と後処理の対策について詳しくみてみましょう。

 

2剤処理について
2剤の塗布ムラがあると、シスチン(S-S)結合がしっかり戻らない部分ができてしまい、ダメージにつながります。塗布ムラをなくすために下記のことに注意しましょう。

 

・2剤を2度付けする。…ロッド1本1本丁寧に塗布しましょう

・ロッドの裏側もしっかり2剤を塗布する。…ロッドを持ち上げて1本1本塗布しましょう

・ロッドアウト後、残った2剤を全体に塗布する。…よく揉み込んでから軽く流すとウェーブヘアのコンディションを整えやすくなります

 

後処理について
2剤処理によってシスチン(S-S)結合はほぼ戻り、多少pHも下がりますが、それでもpH8以上のアルカリ性のままです。その状態のままだと、どのようなダメージにつながるのでしょうか?

 

 

なぜ、ストレートパーマ履歴があるとパーマがかからないのか?

アイロンストレートによる毛髪ダメージの影響は非常に大きいものです。過度のアイロン施術により、パーマをかけるために必要なケラチンタンパクが変性してしまいます。

 

 

ゆでたまごが生卵に戻らないように、一度変性したタンパク質は決して元には戻りません。タンパク質が変性すると、パーマであれば、パーマがかからないという問題が起きたり、ヘアカラーでいえば染料が毛髪内部に浸透しにくくなり、ムラになりやすくなります。

 

 

ウェーブコントロールのために知っておきたい薬剤ポイント

ウェーブをコントロールする薬剤的要因は6つの要因があります。

 

1:還元剤の種類

2:還元剤の量(還元力)

3:アルカリ剤の種類

4:アルカリ剤の量(アルカリ度)

5:pH

6:2剤の選定

 

チオグリコール酸とシステインでは、還元力の数値が同じでも、パワーは同じではありません。

 

還元剤の種類が違うと同じ還元剤でも、ウェーブの強弱は異なります。

 

アルカリ度(アルカリ剤の量)も同様です。

 

6つの要因のうち、ひとつでも変化させることで、ウェーブをコントロールすることが可能ですので、ひとつの要因だけで判断できません。

 

システインは、チオグリコール酸と比較して還元する力が弱いので、パワー不足をカバーするために、pHが高くなります。

 

pHをあげればパワーはアップしますが、ダメージの原因にもなりますので、かかりを強めながらも、ダメージをさせないためのバランスが重要です。