


カラーリングの歴史は古く、海外では、5000年以上前の記述が見つかっています。
西洋では、白髪を隠すなど美容目的だけではなく、宗教、魔よけ、豊作祈願などの目的もあったようです。
紀元前3000年~3500年...ヘンナによる染毛(エジプト)。茶の葉の抽出物と鉄で黒く染毛(支那)
紀元前350年...ブロンド化粧水(ギリシャ)。ミョウバン、生石灰、天然ソーダ等に古いブドウ酒を加える
紀元前150年...羊の脂とブナの灰
日本では、12世紀から白髪を黒く染めているという記述が見られます。
12世紀...鉱物性の無機顔料(源平盛衰記、平家物語)
江戸時代...・黒色のびんつけ油・・・ツヤを与えて白髪を目立たなくする(以下、都風俗化粧伝より)・くるみ、クワの白木根、ザクロの皮などを煎じるなどして塗る・えんじゅのみ、くろゴマの加工品を食す
明治時代...・おはぐろを利用した、タンニン酸と鉄分で、10時間
18世紀末~19世紀初めにピロガロールや過酸化水素が発見され、天然染料の合成が行なわれ、こうした有機合成染料による繊維染色が行なわれるようになりました。
1863年パラフェニレンジアミンが発見され、1983年パラフェニレンジアミンと過酸化水素との組合わせによる染色特許が提出され、頭髪にも応用されていきます。
日本では、1907年(明治40年)頃、パラフェニレンジアミンを用いた空気酸化型、1910年に過酸化水素による2剤式染毛剤が発売されています。
その後剤型が工夫され、1957年に発売された粉末1剤式、1965年以降に液状タイプ、1970年代にクリームタイプ、1985年頃2剤式のクリーム/液状タイプが発売され、これらが改良発展して現在に至っています。
液状タイプが発売された頃、髪色を黒く、暗くする白髪染めだけでなく、黒髪を褐色・栗色など明るく染めるおしゃれ染めも登場しました。
1965~75年頃、シャンプー式ヘアカラーが発売され、一時ホームヘアカラー(主に白髪染め)が盛んになりましたが、髪の傷みと褪色後の赤み不満によりヘアカラー離れが起きました。
1990年初めの首都圏女性の白髪染め率は40%程度でした。
1883年...フランスでパラフェニレンジアミンと過酸化水素による2剤酸化型染色特許、ヘアカラーにも応用されるようになる
1907年頃...日本初の空気酸化型染毛剤(千代ぬれ羽/服部松栄堂、2時間放置)発売
1909年...液体1剤式酸化染毛剤(二羽からす/水野商店)発売
1911年...日本初過酸化水素を用いた2剤式染毛剤(志らが赤毛染ナイス/丹平商会、20-30分放置)発売
1920ー35年...3剤式染毛剤(第1剤:染料粉末、第2剤:糊剤、第3剤:過酸化水素)発売(るり羽/山発産業、元禄/朋友商会など)
1957年...粉末1剤式白髪染め(パオン・ビゲン)
1970年頃...シャンプー式ヘアカラー(フェミニン、ビゲン)
1980年...アメリカでヘアマニキュア発売
1985年頃...2剤式ヘアカラー(クリーム/液状)発売(ビゲンクリームトーン、フェミニン、花王など)