


頭皮の皮脂量は、洗髪後時間が経つとともに増加し、皮脂から生成した脂肪酸の割合が高くなります。

脂肪酸の中には、赤みを引き起こす刺激やニオイの原因となる物質があり、実際に、フケや赤み(紅斑)の症状がみられる人は、頭皮上の脂肪酸の割合が高いことが確認されています。

皮脂や汗を長時間頭皮上に放置すると、頭皮上の菌や酸化により分解され脂肪酸やアルデヒドになります。
それらの中には、頭皮への刺激や頭皮ニオイの原因物質になるものがあります。
そこで、皮脂や汗を頭皮上に残さず刺激やニオイの原因物質の生成を抑え、頭皮上から取り除くことが大事です。
頭皮をきちんと洗浄して、頭皮への刺激の原因物質を取り除くと、乾燥しやすい肌の人でも赤み、かゆみやフケといった頭皮トラブルが防げることを確認しています。
乾燥性の肌の頭皮状態への効果
アトピー性皮膚炎で、頭皮に紅斑、落屑などがみられた患者が、低刺激性で保湿性の高いシャンプー・コンディショナー(*)を4週間使用試験で症状の改善が見られたとの報告がある。
*ラウレス硫酸塩を洗浄主成分とし、低刺激性及び角質変性膨潤抑制性のある界面活性剤をバランスよく配合した弱酸性シャンプー。コンディショナーも弱酸性。
洗いやすいシャンプーとは
ストレスなく頭皮まで届けやすくすすぎやすいことが大切で、適度な泡立ちや指通りの良さが洗いやすさにつながっています。
皮脂類を洗い流す:油性の皮脂や脂肪酸は水やお湯になじみにくいため、洗い流しにくいものです。
皮脂には40℃以上で固体のものもあり、洗い流しきれないのです。
これらをシャンプーの洗浄成分で捕まえ、水になじませやすくして洗い流します。
髪の傷みを軽減する:なめらかな泡が、毛髪間のクッションや潤滑剤となって、洗髪時の毛髪のこすれによる傷みを軽減します。
菌の増殖を抑える:毎日、きちんと洗髪をおこない頭皮の皮脂や汗を洗い流すことで頭皮トラブルを抑えることができます。
一方、洗髪頻度が低いと、皮脂が頭皮上に何日も放置されて溜まってしまいますが、それらを分解する菌の増殖を抑えると、トラブルを防ぐ助けになります。
菌の増殖を抑える方法として、抗菌剤入りのシャンプーが用いられることがあります。
花王では、抗菌剤を使わずに、弱酸性にコントロールすることで菌の増殖を制御するシャンプーを開発しています。
汗を放置すると、菌が増殖しやすくなるので、赤みやかゆみ、頭皮ニオイの原因となる脂肪酸が生成しやすくなります。
頭皮トラブルの原因物質を取り除くとともに、角層を健康な状態に保つことも効果的です。
血流の良い状態を保ち、頭皮の回復力を維持しましょう。
角層の構造が整い、生まれ変わりの周期(ターンオーバー)が正常だと、小さな刺激であれば影響を受けにくい状態を維持できます。
ターンオーバーが速くなると、フケやかさつきにつながります。