


本章では、日常生活の中で行える6つのフケ対策・予防法をご紹介します。
①シャンプーを見直す
②洗髪方法を見直す
③正しくヘアドライをする
④頭皮マッサージを試してみる
⑤ビタミンB2,B6を意識した食生活を送る
⑥規則的な睡眠周期でストレスをケアする
それぞれの予防法について詳しく解説していきます。
シャンプーの種類は主に下記3種類に分かれています。
・アルコール系シャンプー
・石鹸系シャンプー
・アミノ酸系シャンプー
アルコール系シャンプーと石鹸系シャンプーは洗浄力が強いため、必要な皮脂まで洗い流してしまうことがあります。
アミノ酸系シャンプーは他の2種類よりも洗浄力が劣るものの、低刺激で髪の毛や頭皮に優しい成分で作られています。
そのため、頭皮トラブルがある場合は、低刺激性のアミノ酸系シャンプーがおすすめです。
シャンプーを使わずにお湯だけで洗髪する湯シャンも一般的なものになりましたが、湯シャンの方法を誤るとトラブルの原因になるため、十分に注意してください。
洗髪をする際、汚れを落とすため頭皮を強く洗う人も少なくはありません。
しかし、強くこすることは皮膚が傷つく原因となり、トラブルにつながります。
正しい洗髪方法を簡単に記載しますので参考にしてください。
頭皮を傷つけない正しい洗髪方法
1.シャンプーはいきなり頭皮につけず、手にとって泡立てます
2.指の腹を頭皮にあてて洗います。髪の毛を洗うというより、頭皮をマッサージするような感覚です
3.髪をすすぐ際、熱いお湯は頭皮を刺激してしまうため、ぬるま湯(約38度くらい)で3分ほどすすぎます
4.頭皮を優しく洗い、かつ長めにすすぐことがポイントです。
洗髪の回数が多すぎると必要な皮脂まで洗い流されてしまうため、洗髪は1日1回もしくは2日に1回程度が理想です。
さらに詳しく...正しいシャンプーの仕方は→正しいシャンプーの仕方
近距離でのドライヤー使用や自然乾燥は髪の毛や頭皮を痛めるため、フケが発生する原因となります。
正しいヘアドライ方法を身につけて、フケ発生のリスクを減らしましょう。
正しいヘアドライ方法
1.タオルドライで頭皮や根元の水分を拭きます
2.ドライヤーは髪の毛から10cmほど離して使用します
3.ドライヤーを振りながら頭皮や根元を乾かします
4.根元が8割ほど乾いたら毛先に向かって乾かしていきます
5.最終的に毛先が半分程度乾いている状態が理想です。
忙しいときは自然乾燥になりがちですが、頭皮を長時間濡れた状態で放置しているとフケの原因菌である癜風菌が繁殖します。
そのため、ドライヤーを使って乾燥させることが大切です。
さらに詳しく...正しいドライヤーの使い方→正しい髪の乾かし方
頭皮マッサージには頭皮の血行を促進し、頭皮環境を整える効果が期待できます。
頭皮マッサージの手順
1.指を開いて頭にのせ、指の腹で頭皮全体を押さえる
2.指圧しながら生え際から頭頂部にかけてなぞるように移動する
3.頭全体を移動しながら、リズミカルに軽く頭皮をはじく
4.両手のひらで側頭部をプッシュする
カサカサとした大きな乾性のフケが出ている方は、専用の保湿ローションなどを使用してマッサージするのも有効です。
頭皮マッサージのポイント
・爪を立てず指の腹で押すようにしましょう
・痛気持ちいい程度の力で指圧しましょう
・じんわり圧をかけ、ゆっくり力をゆるめましょう
さらに詳しく...頭皮マッサージのやり方→頭皮マッサージの効果と方法
ビタミンB2とB6の不足は、フケが発生するリスクになります。
なぜなら、これらの栄養素が不足することでターンオーバーが乱れてしまい、フケが発生する原因となるからです。
ビタミンB2は皮脂のバランスを整え、皮膚や粘膜の健康を維持する働きがあります。
また、ビタミンB6は皮膚のターンオーバーのリズムを整える働きがあります。
どちらも食べ物から摂取できる栄養素なので、普段の食生活に積極的に取り入れてみてください。
ビタミンB2が多く含まれる食材
・豚レバー
・鶏レバー
・牛レバー
・うなぎ
・牛乳
ビタミンB2は熱分解されにくいため、調理方法を意識する必要はありません。
ただし、茹でた場合はビタミンB2がお湯に流れ出るため、茹で汁も一緒に調理して摂取するとよいでしょう。
ビタミンB6が多く含まれる食材
・カツオ
・マグロ
・サンマ
・バナナ
ビタミンB6は熱分解されやすいため、なるべく火を使わずに調理することをおすすめします。
フケの原因となるストレスを緩和するためにも、良質な睡眠をとるようにしてください。
眠りにつく時間が不規則になることでストレスを感じ、ターンオーバーのサイクルが乱れることもフケの発生原因の一つです。
睡眠とストレスは深い関係があり、十分な睡眠時間を確保できている人はストレスを緩和させる能力が高いことが分かっています。
また、皮膚のバリア機能を保つホルモンは、睡眠中から明け方にかけて活発に分泌されています。
いずれにしても良質な睡眠は、頭皮環境を整えるために欠かせないのです。睡眠時間を確保し熟睡できるよう、生活リズムを整えましょう。
フケは皮膚の正常なサイクルにおいて、どんな人にも発生するものです。
しかし、ストレスやターンオーバーの乱れ、生活習慣の乱れなど、さまざまな要因により悪化する可能性があります。
フケ症状が悪化することで炎症を起こす、かゆみに悩まされるなど、さらに負のスパイラルに陥ることも。
フケを増やさないためには日々のヘアケアと生活習慣の見直しを第一優先に行いましょう。
まずはこの記事で紹介した対処法を実践することで、フケの発生リスクの低減が期待できますので、参考にしてみてください。
それでも改善されない場合や、明らかに炎症などが見られる場合は、皮膚科などの専門医へ相談してみることをおすすめします。