


亜鉛はミネラル成分の一種で、歯・骨・肝臓・腎臓・筋肉を主として体内に約2〜4g含まれています。
ミネラルは5大栄養素の一つで必須ミネラル16種に含まれますが、体内では合成できないため外から摂取する必要があります。
DNAの合成や骨の成長をはじめホルモンの合成、生殖機能の維持など、新しい細胞を作るにあたって必須の成分です。
亜鉛の役割には、主に次のものがあります。
・免疫力の維持・向上
・成長・発育
・髪や肌の健康維持
・うつ状態の緩和
・生殖機能の維持・改善
逆に亜鉛が不足すると起こりうる症状は下記の通りです。
・脱毛
・爪や皮膚の異常
・味覚異常
・舌のピリつき
・貧血
・食欲不振・下痢
・ED(男性)
亜鉛を摂取することで、薄毛を予防できる可能性があります。
成人男性は年齢を重ねるにつれて、男性型脱毛症「AGA」を発症する可能性が高くなります。
AGAは主におでこの生え際または頭頂部、あるいは両方の薄毛が進行する脱毛症です。
AGAを発症する原因はさまざまですが、男性ホルモンの一種「DHT」が増えるとAGAを発症しやすいです。
DHTは男性ホルモン「テストステロン」と、男性らしい身体づくりに欠かせない酵素「5αリダクターゼ」が結合することによって生成されます。
亜鉛にはAGA(男性型脱毛症)発症の原因の一つ「5αリダクターゼ」を抑制するはたらきがあることがわかっています。
亜鉛さえ摂取すれば薄毛・抜け毛が改善されるわけではありませんが、亜鉛が不足すれば髪の毛の成長を阻害することになり、薄毛や抜け毛につながる可能性があります。
ここまで、亜鉛をきちんと摂取することで、薄毛の予防につながることをご紹介しました。
しかし、亜鉛のみを摂取しても薄毛を改善させることはできないでしょう。
亜鉛にはケラチンを生成する役割があるものの、タンパク質やビタミン、アミノ酸などが不足していれば、ケラチン生成の妨げになります。
亜鉛だけではなく、その他の栄養素もバランス良く摂取しましょう。
亜鉛以外にも、髪の毛の成長を促す大切な栄養素として、「アミノ酸」と「ビタミン」があります。
髪の毛の主成分であるケラチンは、数種類のアミノ酸によって構成されています。
中でも、「メチオニン」と呼ばれる必須アミノ酸は、体の中では生成することができず、食事などから摂取が必要です。
メチオニンは魚介類に多く含まれているので、意識的に摂取しましょう。
そのほか、アミノ酸の一種「シスチン」は、お酒やタバコなどから発生する有害物質によって損なわれます。そのため、髪の毛の成長を促すためには、お酒やタバコを控えるのも大切です。
また、ビタミンは他の栄養素のはたらきをサポートする栄養素です。ビタミンが亜鉛のはたらきをサポートすることで、ケラチンの生成が促進されます。
ビタミンも体内ではほとんど作られないので、食事などから摂取する必要があります。
亜鉛の過剰摂取はさまざまな副作用を引き起こすリスクがあるので、摂取量には十分気をつける必要があります。
亜鉛を継続的に過剰摂取することで起こりうるリスクは次の通りです。
・前立腺肥大
・貧血
・めまい
・たちくらみ
・胃の不快感
・免疫障害
・上腹部痛
・下痢
亜鉛には、銅の吸収を阻害するはたらきがあるため、過剰摂取によって銅欠乏症を起こし、貧血になる可能性があります。
貧血は頭皮の酸素不足を招き、髪の毛を作る「毛母細胞」に悪影響があると考えられます。
亜鉛は食習慣に気をつけることで推奨量を摂取することが可能です。亜鉛が豊富な食べ物をたくさん食べても、食事だけで亜鉛の摂取量が過剰になることは少ないでしょう。
サプリメントを飲む場合は亜鉛の過剰摂取につながりやすいので、できる限り食材から摂取するのがおすすめです。
髪の毛の成長を促すため、亜鉛の摂取を考えている方は少なくありません。
亜鉛の摂取に関するよくある質問をまとめました。
亜鉛を摂取することで、髪の毛が早く伸びやすくなる可能性があります。
ただし、亜鉛は髪の毛を早く伸ばす栄養素ではなく、あくまでもケラチンの生成を促すものです。亜鉛を多く摂取したからといって、髪の毛がすぐに伸びるとは限りません。
髪の毛を伸ばすために摂取するのではなく、薄毛や抜け毛から守るために亜鉛を摂取する意識が大切です。また、過剰摂取による副作用にも十分気をつける必要があります。
亜鉛を摂取することで、髪の毛が太くなる可能性があります。
亜鉛にはケラチンを生成する作用があり、髪の毛の成長を促します。毛は成長することで太く伸びていきますので、髪の毛の成長が太い髪の毛づくりに有効です。
ただし、もともと細い髪の毛を太くすることはできません。髪の毛の太さには個人差があり、人によっては遺伝などの要因から生まれつき髪の毛が細い体質の人もいます。
年齢を重ねるごとに細くなった髪の毛を太くすることは期待できるでしょう。
結論を言いますと、いつ飲んでも構いません。
亜鉛より効率良く体内へ吸収させるのであれば、小分けして飲むのがおすすめです。
まずは、1日の目安量を分けて食後に飲んでみてください。
たとえば、1日に2錠飲む場合は、朝・晩の食後に1錠ずつ飲みましょう。
飲み忘れが心配な方は、サプリメントを飲むタイミングを決めておいて、毎日同じ時間帯で一度に飲んでも構いません。
また、サプリメントの吸収は食前・食後によって変わるものではありませんが、空腹時にサプリメントを飲むと気分が悪くなる人もいるので、食後に飲むことをおすすめします。
亜鉛はミネラル成分の一種で、髪の毛を作るにあたって欠かせない栄養素です。
亜鉛には以下の役割があります。
・アミノ酸からケラチンを生成する
・5αリダクターゼを抑制する
髪の毛の主成分であるケラチンを生成するだけでなく、AGA発症の原因の一つである、5αリダクターゼの抑制が期待できます。
そのため、亜鉛を積極的に摂取することで、髪を健康に保つことにつながります。