


主に使われているのは油性成分で、毛髪の手触り感を調整する目的で使われます。
高級脂肪酸とグリセリンからなるエステルを主成分とするもの。
トリグリセリド類と呼ばれる。
動植物由来の天然油脂を脱色、脱臭などの精製をして使用される。
日本では古くからツバキ油が使われてきた。
ヒマシ油、ヤシ油、パーム油、オリーブ油など。洗浄成分の原料となるものもある。
ツバキ科ツバキ属のヤブツバキの種子から採取される植物性油脂。高級脂肪酸オレイル基を比較的多く含む。
炭素と水素のみからなる化合物。化粧品原科として用いられるのは、C15以上の流動パラフィンや、スクワラン、ワセリンなどがある。
一般式RCOOHなどで表される化合物。
天然の油脂およびロウの構成成分。
化粧品に使用されるのは、炭素数C12以上の飽和脂肪酸(ステアリン酸やラウリン酸)およびオレイン酸など。
石けん(脂肪酸塩)、種々のエステル類(ロウなど)の原科にもなる。低級脂肪酸や高度不飽和脂肪酸は刺激性や臭気があり、変敗しやすいなどの欠点があるため使用されにくい。
一般式ROHで、化粧品に多く使用されるのは、炭素原子数12以上の一価アルコール。ステアリルアルコール、セチルアルコールなど。
脂肪酸とアルコールとから脱水して得られる化合物。常温で固体のロウには、天然のミツロウ、キャンデリラロウ、カルナルバロウなどがある。エステル油としてはパルミチン酸イソプロピル、乳酸ミリスチル、ステアリン酸2-エチルヘキシルなど。
ケイ石(SiO2)を原料に、ケイ素(Si)と酸素(O)からできているシロキサン結合(-Si-O-Si-)を骨格とし、有機基が結びついた構造をもつ。
シロキサン結合は、CC結合やCO結合より結合が強く、耐熱性、耐候性、化学的安定性、電気絶縁性に優れ、らせん構造により柔軟性に富んでいる。
化学的に安定で生理活性が低いため、生体への毒性が低く、医療機器や哺乳瓶などにも使われている。
末端基がすべて水になじみにくいメチル基(CH3)であるため、耐寒性・撥水性・離型性があり、温度依存性が小さく、潤滑油として理想的な性質を持っている。粘度が数10~100万csまで、幅広くヘアケア製品に使われている。
ジメチルポリシロキサンのメチル基の一部をアミノアルキル基に置換えた構造をもつ。毛髪や繊維への吸着性をもつ。
親水性のポリオキシアルキレンを導入し、水溶液系への相溶性を向上したもの。表面張力の低いことを利用して、泡質調整剤としても使われる。
毛髪生来の表面を覆う脂質。表面を疎水的かつ低摩擦に保ち、髪のまとまりにも寄与している。
しかし、日々のお手入れや紫外線・化学処理などで失われやすい。
また、コンディショニング成分として頭髪製品に単純に配合しても毛髪への吸着持続性が低いこともわかっている。
化粧品には、肌や髪に対して負担を与えないことが確認された原料が使用されています。シリコーンも同様です。さらにシリコーンは、構造が安定で、熱や光に強く変質しにくく、水や他のものと反応しにくいため、髪や肌に影響を及ぼしません。
シャンプーで洗い上がりのさっぱり感を特に求める場合には、シリコーンを配合しないこともあります。
シリコーンの配合有無に関わらず、適度な洗浄性があるように調整しているので、洗浄性が低いということはありません。
また、リンス、コンディショナー、トリートメントには全てシリコーンを配合しています。
シリコーンが配合されているシャンプーが良くない理由として以下のようなことが言われていました。
・地肌の毛穴につまりを起こす
・パーマのかかりやヘアカラーの染まりに影響を与える
・毛髪へのコンディショニング成分などの浸透を妨げる
通常のシャンプー方法で、1ヶ月以上連続使用した地肌の毛穴に、シリコーンがつまる兆候は見られません。
また、シリコーンの配合量や残留量、皮脂となじまず髪表面に薄く広がりやすいという性質からも、毛穴につまりを起こすとは考えられません。
ダメージ毛・健常毛の双方に対し、シリコーン配合油剤、ノンシリコーン油剤で処理したのちに、パーマのかかりやヘアカラーの染まりを調べた結果、シリコーン配合有無によるパーマ・ヘアカラーの効果の違いは見られませんでした。
毛髪へのコンディショニング成分などの浸透を妨げません
シリコーンは、洗髪中など、水のある状態では、球状の油滴として髪の表面にあるため、過剰な量でなければ、他の成分の毛髪への浸透を妨げません。